2019.01.09 15:58
だいたいいつも俺は明けてからしばらく経って。
明けましたね。
おめでとうございます。
本年もどうぞよろしく。
さて。
今年はどんな年になることやら。
2018年からオサダはアウトドアに目覚めまして。
ちょっとしばらく「なぜインドアなオサダがアウトドアにハマったのか」
について書こうかなと
まぁその入り口は夏にやったバーベキューだったんですが。
今までどちらかというとインドア派だったのですが、覚醒ってやつですね。笑
バーベキューだったので最初は炭を使っていたんですが
「薪を割ってみたい」
その衝動から、とりあえずシースナイフ(折り畳めない鞘付きのナイフ)を一本、買ってみた所から全ては始まったんですよ。
YouTubeとかで色々参考になる動画を観てから初めてやってみたんです。
太い薪にナイフを食い込ませて、ナイフの峰の部分を叩いて割っていく作業を「バトニング」といいます。
開始5分で右手が終わりましたね。笑
でもその時に一つの境地に達したわけです。
ナイフは叩いた分進む。
進めば進むほど、
もう割れるまでは抜けないんですよ。
食い込んだ薪は元に戻ろうとナイフを挟んで圧力をかけてきます。
この頃はとにかくまだ知識と装備不足。
斧でもう少し細くしてからやるべきだったけども。俺にはこのナイフしか無いわけで。
もう後には戻れないところまで来てる。
叩いて進み続けるしか無いわけですよ。
とにかく叩いて、叩いて、叩いて。
適当にやったら、刃こぼれしたり、ナイフも壊れてしまうかもしれない。
不思議な話、ナイフが「自分自身」にだんだん思えてきて。
慎重に、なおかつ力強く叩かないともう進めないところに来ている。
相手はプラスチックじゃない、自分よりも長生きしてた、自然の木。
かかって来いと言わんばかりの頑丈さだったわけですよ。
もちろん、今はコツもしっかり掴んだし
道具も揃って使いこなせてるから
そんな大変な作業じゃない。
でもその時は、ものすごく自分と向き合っている気持ちになって。
「絶対に割ってやる」って気持ちと「ナイフが壊れる前に抜いた方がいいんじゃないか」って気持ちと、もう簡単には抜けないっていう状況。
こんなもん「人生」以外に形容するものが無いなって。
そう思ったわけで。
そっから30分。
右腕はパンパンになってたけど、ようやく割れたんですわ。
あのいろんなことが頭を駆け巡った達成感は忘れられないですね。
たかが一本の薪を割るだけで。
ナイフを叩いてたゴムハンマーは、ヘッドがぶっ壊れて使い物にならなくなってたし、
手袋してたけど掌は真っ赤だし。
でも
ナイフは傷一つなかった。
ちょっとくらい無茶してもね。
自分と一緒。
さて、そんなこんなで薪割ってましたが、
そもそもなんで薪割ってるのか。
火を点けるためでしょう。
それはまた次の機会に。
本年もよろしくどーぞ。
せーや。