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長田成哉オフィシャルブログ

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2019.04.22 14:36

平成が終わる前に

osada_20190422.JPG

どうも、ご無沙汰しております。
オサダです。

書きたいことがまとまるまで時間がかかってしまいました。

前回はたしか「火を起こす」
話の前で止まっていた気が。

最近の事と交えながら。

この仕事をしてると、基本的な「気づく」という感覚が日常の中に沢山含まれていて、
それは同時に普通に生活していると沢山の情報を「見逃している」という事実でもあったり。

特に普段生活していると結構「何気ない日常」みたいな感覚になりがちだけど、その中にいくらでも、見逃しているものが沢山あるという事だったりして。

火の話で例えると、俺は焚き火をする時に
ライターは使わないのね。

メタルマッチというマグネシウムで出来た棒を使って火花を起こして、頑張ってつけるようにしていて。

普通のマッチの方が簡単だし、ましてやライターやガスバーナーの方が絶対すぐつくんだけども

でも「あえて」やらないようにしていて。

不便を、楽しむというか。

同時にいかに普段便利なものが手元に溢れていて、それを当たり前の様に使っているか。

それだけのためにキャンプをするような感覚かな。

今までインドア万歳の俺だったから
便利なガジェットは今でも好きだけど
そういう不便を楽しむみたいな感覚は一切分からなかったし、多分2年前の俺は火なんか起こせなくてもきっと「どーでもいい」ってなっていた気がする。

一日をどう過ごすか、いかに無駄に過ごしてきてしまったか、いかにそれにすら気づいてなかったか。

それに気づかせてくれたのが自分の反対側にあった、アウトドアだった、それだけかな。

人間としての本質をもっと鍛えたいというか、もっと色々なことに有り難さや凄さを感じて、それを持った上で芝居したい。みたいな。

俺は自分が「類稀なる才能を持ってる」とか、「物凄い感性を持ってる人間だ」とは思えないから、何かを引っ張り出したくて、きっと色々なことを「感じる」ことで、「感」性を作っていきたいと思ったんだと思う。

「どこ向かってんの?」とか「何目指してるの?」とかたまに言われるけど

俺はただその言葉に
「なぜ、君は気づかない」って返したくなる。

どこかに向かうためにやってたり、何かを目指してやるような作業としてやってない。

俺は人と一緒に酒を飲んだり、食事したりするのがとても好きだけど
正直、リフレッシュにはなるけど、相手の本質を知るには遠回りだと思うようになった。

相手の事を、深く知りたいなら
一緒に酒を飲むより、一泊キャンプする事を俺はオススメしたい。
その人の本質がほぼ全部わかる。笑

どういうことか。

キャンプは普段無駄にしてしまっている「何気ない時間」を生み出すためにわざわざ行う作業だと、俺は思っていて

一泊のスケジュールを簡単にまとめたら

前日に荷作り→積み込み→向かう→荷下ろし→荷解き→設営→調理→昼食→一旦落ち着く→薪割り→夜の明かりの準備→焚き火→一旦落ち着く→火の始末→就寝→起床→調理→朝食→撤収作業を始める→積み込み→撤収

みたいな。笑

このたった二回の「一旦落ち着く」のために行ってるようなもので。

だからこそすぐわかる、その人の本質が。笑

ある意味環境が人間として平等にさせるから
普段は偉そうに色々言っているけど、
いざ一緒にキャンプしたら「なんだ、全然役に立たない」って人は、山ほど居ると思う。笑

それは、その人が悪いというより
普段の環境が、悪いのかな。とか。

普段頼りになる人が、やっぱり頼りになると、
その人の人間としての本質の能力が高いんだなって裏付けになったり。

まぁ極端な話だけどね。

やったことがないのに、否定的だった自分がとても恥ずかしいなって、今では思うわけですよ。笑

だから、何が言いたいかと言うと
俺はやっぱり普段から、沢山の事を見逃しているんだなって気づいたから、動き出しているだけだよ。ってことね。笑

頭で考え過ぎる自分が、自分の成長を止めてる時があるなと。

感じることですぐ得られる事が、この世界には沢山あるから。


寒い時に当たる焚き火の炎みたいにね。


めっちゃ良いこと言ったわぁ。笑

また、連絡します。
オサダ

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