プロット

plot

厳格なカソリックの全寮制男子校の寄宿舎で暮らしている4人の学生。
彼らは夜になるとこっそりベッドから抜け出す。
読むことを禁じられたシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』のリーディングが始まる。

「さあ、夜の世界の幕開けだ!」

秘密の遊戯が始まるうちに、見つかってしまうのではないかという不安に怯えつつ、彼らはこの遊びをやめることができない。
そして彼らは4人だけで配役を分け、この芝居に熱中して演じていくうちに・・。

「ゆうべ夢をみた。夢を見た…夢を見た…」

演出家ノート

notes

現代日本の私たちには想像もつかない厳格な環境におかれた4人の学生。
許されていることの何十倍もある、許されていないこと。
行き場のないエネルギー。
やり場のない感情。
毎日同じことの繰り返し。

閉ざされた環境の中、彼らが求めたのは「ここではない世界への入口」だった。
そして手に入れたのは、シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』
シェイクスピアのなかでも初期の作品で、猥雑な言葉が多いことで有名な、
若い二人の命がけの恋物語。

4人はその物語を格好の題材として真ん中に置いて、夜の中で遊びはじめる。
そこには口にしたことのない言葉があり、出会ったことのない感情があり、
言葉にする方法を知らなかった何かが、言葉になっていた。

若い細胞は新しい世界に出会い増殖する。
ナイーブで脆くガラスのような感受性はぶつかり合う。
今生まれてしまった生々しい関係性。

物語は彼らを別世界へと連れていく。

彼らは物語を介在に、それまでとは違う関係を見つけていった。
ただの遊びだったはずが、その境界線を無くし、本当の関係になっていく。
命がけのゲーム。

4人が演じているのはいったい何の物語なのか、そもそもそれは演じているのか本当の関係なのか。いや、演劇のトリックなのか。
きっとこの戯曲を書いた作家本人が、その境界線をいつの間にか越えたのでしょう。
演じる俳優も、観客も、そのトリックに飲まれるでしょう
なぜなら人はここにはない物語を求めるから。物語は、人間の生きてゆく知恵だから。
「さあ、夜の世界の幕開けだ」
この鈍色に光る4人の物語へと

演出家プロフィール

田中 麻衣子(たなか まいこ)

1978年7月15日兵庫県生まれ
Théâtre MUIBO 主宰
新国立劇場演劇研修所コーチ

日本大学芸術学部演劇学科卒業後、自身の演出の他、串田和美氏や栗山民也氏の作品に助手として多数参加。
主宰する劇団Théâtre MUIBOでは、インドの仏教説話やアルゼンチン作家の小説などから作品を起こし、独自の表現方法をとっている。

主な演出作品:
Théâtre MUIBO
「わたしの物語~いかにしてわたしがモンハ(修道女)になったか~」(セサル・アイラ「わたしの物語」より)、「Le Nez」(パトリック・ジュースキント「香水」より)、「jataka~世界はくるくる廻ってる~」(インドの仏教説話ジャータカより)、「bella bella muibo 」他
新国立劇場演劇研修所公演(新国立劇場小劇場)
ウィリアム・シェイクスピア 「ロミオとジュリエット」、
ガルシーア・ロルカ「血の婚礼」、ミヒャエル・エンデ「ハーメルンの死の舞踏」、
その他に、
ユマクトプロデュース モルナール・フェレンツ「リリオム」(エコー劇場)、
香港役者和戯曲 三好十郎「胎内」(香港牛棚劇場)、
まつもと市民芸術館主催:ドストエフスキー「罪と罰」(まつもと市民芸術館小ホール)、ゲーテインスティチュート(ドイツ文化センター)
シンメルプフェニヒ「イドメネウス」、ファルクリヒター「氷の下」、
マーシャ・ノーマン「おやすみ母さん」(渋谷 Le Deco) 他

◆2014年3月末より2015年3月まで、平成25年度新進芸術家海外研修制度研修員としてロンドンに1年間滞在。

キャスト

cast
  • 矢崎広
    学生1

    矢崎広

    Romeo

  • 柳下大
    学生2

    柳下大

    Juliet, Benvolio,
    Friar, Jhon

  • 小川ゲン
    学生3

    小川ゲン

    Mercutio, Friar Larence,
    Lady Capulet

  • 佐野岳
    学生4

    佐野岳

    Nurse, Tybalt,
    Balthazar

photo ©神ノ川智早

東京公演

tokyo
1月 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
曜日
13:00



14:00
18:00
19:00
2月 1 2 3 4
曜日
13:00
14:00
18:00
19:00
1月23日、30日は
キャスト4名による
アフタートークあり

●公演お祝い花について
劇場の都合により、ロビー花・楽屋花
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劇場に届いた場合、受け取りをお断りさせて
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お問い合わせ

トライストーン・エンタテイメント
TEL:03-3422-7520(平日12時~17時)

主催
トライストーン・エンタテイメント
提携
公益財団法人せたがや文化財団
世田谷パブリックシアター
後援
世田谷区

兵庫公演

tokyo
  • 2月7日(水) 19:00
    2月7日は
    キャスト4名による
    アフタートークあり
  • 2月8日(木) 13:00
お問い合わせ

芸術文化センターチケットオフィス
TEL:0798-68-0255

主催
兵庫県
兵庫県立芸術文化センター

チケット

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動画

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